作成日 | 2014/08/15 |
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更新日 | - |
概要
この技術情報はジョブのユースケースをご紹介するものです。
<参考情報>
Hinemosの[実践]入門の本が出ました。Hinemosをもっと詳しく知りたい方は、以下の書籍がお勧めです。
Hinemosマネージャ間でジョブを連携する
複数のジョブを連携して動作させたい場合、Hinemosのジョブ管理機能を用いることで、時刻や先行ジョブの終了値、終了状態を「待ち条件」として後続ジョブが動作するタイミングを制御することができます。この「待ち条件」とは、先行ジョブと後続ジョブが同一のHinemosマネージャに定義されている場合に有用です。
それでは異なるHinemosマネージャ間でジョブを連携して動作させるにはどうすればよいでしょうか。
少し複雑ですが下記の二つの方法が考えられます。
(マネージャAでジョブaを動作させた後にマネージャBでジョブbを動作させる場合)
ジョブaの通知にマネージャBへのログエスカレーション通知を設定し、ジョブbを実行するジョブ通知が設定してあるシステムログ監視でマネージャBはそのログを検知してジョブbを実行する。
ジョブa内、もしくは、ジョブaを先行ジョブとするジョブにおいて、あるファイルを作成(または「追記」や「削除」)し、マネージャBはそのファイルが作成(または「追記」や「削除」)されたことを検知してジョブbを実行する。
上記方法の一つ目についてははこちらをご参考にしてください。以下では二つ目の方法についてご紹介します。
要件
マネージャAのジョブでファイルを変更し、それをマネージャBが検知することによってHinemosマネージャ間でジョブを連携する
設定方法
手順1. ジョブ実行契機でファイルチェックを設定する。
マネージャBに下記設定を追加します。
これで設定は完了です。ジョブのファイルチェック実行を設定することで異なるマネージャ間で容易にジョブを連携させられることが理解できたと思います。
上記例ではHinemosマネージャ同士でジョブを連携する方法を示しましたが、ファイルを作成(または「追記」や「削除」)するのが他のアプリケーションであった場合もファイルチェック機能を用いることでファイルの変更を契機にジョブを実行することが可能です。利用シーンの一例としては、ロックファイルが削除された場合にプロセスを起動するジョブを実行するなどの例が考えられます。様々な場面でご利用いただければと思います。
ジョブ関連の技術情報
ジョブを使ってバックアップを定期実行する 株式会社NTTデータ(公開日:2014/02/27)
日付に合わせて実行対象のジョブを切り替える 株式会社NTTデータ(公開日:2014/03/31)
ジョブの結果をメールやシステムログとして外部に送信する 株式会社NTTデータ(公開日:2014/05/01)
関連情報
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