作成日 | 2019/12/11 |
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更新日 | 2023/04/03 |
クラウド運用管理
数年前よりVMwareやHyper-Vといった仮想化技術を使ったプライベートクラウド上へのシステム集約が進み、近年ではAmazon Web Services(以下、AWS)やMicrosoft Azure(以下、Azure)といったパブリッククラウド上へのシステム構築、更にはプライベートクラウドとパブリッククラウドといった用途の違うクラウドを組み合わせたハイブリッドクラウド環境全体でシステムを構築する事が一般的になってきました。 システムのコアとなるサービス・アプリケーションに目が行きがちですが、安定運用を考えた際には、クラウド上のシステムの運用管理、つまり、「クラウド運用管理」が非常に重要になります。
1.クラウドの特徴
クラウドには様々な特徴がありますが、ここでは運用管理の視点からみた特徴を挙げます。
迅速性、柔軟性、拡張性
必要に応じてサーバ、ストレージなどのリソースを、即時に、必要な量・大きさを、必要なだけ確保することができます。クラウドを運用管理する仕組は、この管理対象の変化にリアルタイムに適応できることが求められます。
従量課金制
パブリッククラウドの場合、リソースを使った時間、量だけ課金されるという点も特徴になります。ただし、それをメリットとして享受するためには、実際に必要なリソースを適切な量、大きさで、適切な時間だけ利用するようなコントロールが求められます。
PaaS/SaaS
パブリッククラウドの場合、サーバだけでなく様々な機能がサービス(PaaS/SaaS)として用意されています。これを採用した場合、このサービスに特有の監視などの運用が発生することがあります。
クラウドの組み合わせ
例えば、VMwareとAWSの各々のメリットを活かしたハイブリッドクラウド上にシステムを構築することが可能であり、様々なクラウドの台頭により、この組み合わせも多く発生します。しかし、各クラウドの機能を全部理解しながらの運用では、高度なスキルも必要となり、また担当者の引継ぎが現実的ではなくなります。
2.クラウド運用の検討方法
クラウドの利用用途や利用範囲により、クラウド運用のベストプラクティスは大きく変わりますが、都度「どんなクラウド運用」がベストかを考えるには非常にコストがかかります。しかし、運用に求められるのは簡易であること、自動化できること、何より、これまでのオンプレミス環境と同じようなイメージで扱えること、が求められます。
そこで、本特集では各クラウドにおける具体的な課題を抑えることで、運用の勘所を、そしてHinemosを採用することで効率的なクラウド運用ができることをお伝えします。
Hinemosのクラウド対応
Hinemosが実現するクラウド環境の統合運用管理について説明します。
Amazon Web Service (AWS)環境の統合運用管理(Coming soon)
Microsoft Azure環境の統合運用管理(Coming soon)
Oracle Cloud Infrustructure(OCI)環境の統合運用管理(2023/04/03)
クラウド運用課題と解決
この技術情報を用いることでユーザが得られるメリットについて説明します。
VMware環境の運用課題と解決(coming soon)
VMware環境上に構築したシステムの運用管理における課題と、それをHinemosがどの様に解決するかを紹介します。
AWS環境の運用課題と解決(2020/01/06)
AWS環境上に構築したシステムの運用管理における課題と、それをHinemosがどの様に解決するかを紹介します。
ハイブリッドクラウド環境の運用課題と解決(coming soon)
ハイブリッドクラウドやAWSやAzureといったパブリッククラウド全般におけるシステムの運用管理における課題と、それをHinemosがどの様に解決するかを紹介します。
クラウド運用FAQ
クラウド運用において、よくある質問を以下に纏めました。
1.VMware環境の運用管理のFAQ(coming soon)
vCenterとOSとのリソース値は何がちがうの?
vCenterと比べてHinemosを使うメリットは?
2.AWS環境の運用管理のFAQ(coming soon)
Amazon CloudWatchとOSから取得できるものの違いは?
Amazon CloudWatchがあるのにHinemosは必要?
Amazon CloudWatchと比べてHinemosを使うメリットは?
3.ハイブリッドクラウド環境の運用管理のFAQ(coming soon)
クラウドにおける運用管理基盤の検討順は?
Hinemosマネージャはどこに配置すればよい?
ハイブリッドクラウド環境ではどこから攻める?
テナント別にHinemosを用意する?集約する?
仮想化・クラウド環境用のレポートテンプレートはある?
クラウド運用に必要な機能
クラウド運用には、通常の運用管理製品の機能だけではなく、専用の機能が必要です。また大前提となるのが、当該仮想化・クラウド環境上で動作すること、になります。
1.クラウドへの対応状況(動作環境)
Hinemosは様々な仮想化・クラウド環境で動作します。原則、Hinemosが動作対象となるOSが稼働する仮想化・クラウド環境であれば、動作環境として対応となります。
仮想化環境 | Hinemosマネージャ | Hinemosエージェント | Hinemosクライアント |
---|---|---|---|
Vmware vSphere vCenter/ESXi | ○ | ○ | ○ |
KVM | ○ | ○ | ○ |
クラウド環境 | Hinemosマネージャ | Hinemosエージェント | Hinemosクライアント |
---|---|---|---|
Amazon Web Services | ○ | ○ | ○ |
Microsoft Azure | ○ | ○ | ○ |
Google Cloud Platform | ○ | ○ | ○ |
Oracle Cloud | ○ | ○ | ○ |
IBM Cloud | ○ | ○ | ○ |
IIJ GIO | ○ | ○ | ○ |
ニフティ クラウド | ○ | ○ | ○ |
Enterprise Cloud 2.0 | ○ | ○ | ○ |
Cloud^n | ○ | ○ | ○ |
Managed Cloud Platform | ○ | ○ | ○ |
新しいVM・クラウド環境にも随時対応します。表示のない仮想化・クラウド環境についても、お問い合わせください。
2.クラウドへの対応状況(専用機能対応)
クラウド運用に必要な専用機能である、クラウド・VM管理機能の対応状況は以下の通りです。
専用機能 | Amazon Web Services | Microsoft Azure | Vmware vSphere vCenter/ESXi | Hyper-V |
---|---|---|---|---|
統合管理 | ○ | ○ | ○ | ○ |
プラットフォーム監視 | ○ | ○ | ○ | ○ |
専用リソース監視 | ○ | ○ | ○ | ○ |
課金管理 | ○ | ○ | - | - |
リソース制御 | ○ | ○ | ○ | ○ |
可用性対応(*1) | ○ | ○ | ○ | ○ |
(*1)仮想化・クラウド環境上でのHinemosマネージャの可用性対応は、様々な環境に同じアーキテクチャで対応可能です。
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