クラウド・VM管理機能とは
AWSやAzure、VMwareやHyper-V、Google CloudやOCIといったハイブリッドクラウド環境の一元管理を実現します。クラウド、仮想化環境のアカウント情報を登録するだけで、構成情報を自動検出し、運用を開始できます。
特徴
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VM・クラウドプラットフォームの監視
クラウド環境、仮想化環境のサービス提供情報を取得し、状態の可視化、監視の一元的な管理を可能とします。システムに障害が発生した際、障害の原因がクラウド・仮想化環境のサービス提供状態に起因するか否かの切り分け対応を迅速に行うことが可能です。
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VM・クラウド専用リソースの監視
OSレイヤより取得できない、仮想化環境、クラウド環境ならではの情報を、仮想化環境、クラウド環境のAPI・サービス経由で取得し、監視することが可能です。監視に必要な情報を取得するための経路(OS、API、サービス)や方式を意識することなく、仮想化環境、クラウド環境の一元的な監視設定を、簡易なGUI操作で実現します。
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課金情報の管理・監視
従量課金制のクラウドサービスを利用する場合に重要となる、課金情報を管理することが可能です。クラウドサービスのアカウント単位、サービス単位での課金情報はもちろん、課金情報を管理したい単位を、Hinemos上で定義される「スコープ」としてグループ化・指定することで、任意のグループ単位での課金・日単位の課金増分等を容易に把握・管理可能です。
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リソースの制御・自動化
クラウドサービスの利用料金低減に不可欠となる、サービス不使用時のインスタンス・仮想マシン停止運用(操作)を、自動化できます。夜間に使用しないインスタンス・仮想マシンの停止操作をジョブ機能でスケジューリングする、といった形で、効率的なリソースコントロールが可能となります。
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クラウドログの監視
パブリッククラウドのログサービス上に存在するログの監視・収集をシームレスに実現します。
注1)本機能を利用するにはクラウドのログサービスのログを中継するHinemosエージェントの導入が必要です注2)Hinemosが蓄積したイベント・性能実績などを収集蓄積機能によりfluentdを介してクラウドのログサービスに転送する事も可能です注3)Google Cloud、OCIについては、ログ監視用のサンプルスクリプト/設定の提供となります。 -
クラウドサービスとのイベント連携
Amazon EventBridgeやAzure Event GridやGoogle Cloud Pub/Subと連携し、通知の集約やクラウド間の情報連携を行い、シームレスな自動化を実現します。
注1)AWS Lambda、Azure Functions、Cloud Functionsからの連携は、カスタムトラップ監視設定のサンプルを提供
Hinemos クラウド・VM管理機能の機能一覧
Hinemos クラウド管理機能とHinemos VM管理機能は、それぞれクラウド環境と仮想化環境において、高度かつ柔軟な運用を可能とする以下機能を提供します。
機能 |
Hinemos クラウド管理 AWS版 |
Hinemos クラウド管理 Azure版 |
Hinemos クラウド管理 Google Cloud版 |
Hinemos クラウド管理 OCI版 |
Hinemos VM管理 VMware版 |
Hinemos VM管理 Hyper-V版 |
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クラウドサービスとの連携 |
〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
クラウドサービス |
〇 | △ | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
リソースの自動検知 |
〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
クラウド環境特有の |
〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
コンピュート管理 |
〇 | 〇 | 〇※1 | 〇※1 | 〇 | 〇 |
ストレージ管理 |
〇 | × | × | × | 〇 | × |
ネットワーク管理 |
〇 | × | × | × | 〇 | × |
課金管理 |
〇 | 〇 | × | × | - | - |
ログ管理 |
〇 | 〇 | △ | △ | - | - |
クラウドサービスへの通知 |
〇 | 〇 | 〇 | × | - | - |
※ Hinemos ver.7.0以降の機能を掲載しています。Hinemos ver.6.2以前の機能一覧については、お問合せください。
※1 リソース制御ジョブに対応しています。 Hinemosクライアント画面によるインスタンス制御には対応していません。