本認定プログラムは、NTTデータ先端技術が試験を実施し、一定水準のスキルを有する受験者をHinemos認定技術者として証明する制度です。認定者はHinemosに関する技術力を客観的に証明する手段として用いることができるほか、必要なスキルを習得する上での指標として活用することができます。
Hinemos技術者認定プログラムのコースのご案内
Hinemosを使うための基本的な知識・技術を有するレベルを想定した「Hinemos認定アソシエイト (監視)」、「Hinemos認定アソシエイト (ジョブ)」と、システム管理設計に必要な知識や、Hinemosをベースとした環境構築・運用の経験まで有するレベルを想定した「Hinemos認定プロフェショナル」の、各認定コースをご用意しています。
(1) Hinemos認定アソシエイト (監視)
Hinemosを用いて基本的なシステム監視を行うために必要な知識と、技術を有している人を認定するコースです。 Hinemosトレーニングコースを修了されている方や、相当のスキルを保有している方に、本コースの認定をお勧めします。
(2) Hinemos認定アソシエイト (ジョブ)
Hinemosを用いて基本的なジョブ管理を行うために必要な知識と、技術を有している人を認定するコースです。 Hinemosトレーニングコースを修了されている方や、相当のスキルを保有している方に、本コースの認定をお勧めします。
(3) Hinemos認定プロフェショナル
Hinemosのすべての機能を理解し、大規模環境を含む環境構築・運用の経験を有している人を認定するコースです。 Hinemosを用いたシステム構築・運用やトラブルシューティングの経験をお持ちになり、今後更なるステップアップを目指すエンジニアの方に、本コースの認定をお勧めします。
試験内容と実施方法
各コースの試験内容は、以下の通りです。
認定コース |
Hinemos認定アソシエイト (監視) Hinemos認定アソシエイト (ジョブ) |
Hinemos認定プロフェショナル |
---|---|---|
試験時間 | 30分 | 60分 |
出題数と出題形式 | 25問・選択式 | 40問・選択式 |
解答方式 | CBT(オンライン) | CBT(オンライン) |
合格基準 | 正答率70%以上 | 正答率70%以上 |
申込み方法と受験費用
Hinemos技術者認定プログラムの試験は、Hinemosトレーニング ハンズオン型を受講すると、無料で受験できます。試験のみの申込み・受験も可能です。
(1) 以下のコースとセットで受験する場合は、それぞれのコースに対応する試験の受験費用は無料となります。
・Hinemosトレーニング ハンズオン型 監視・性能編
→Hinemos認定アソシエイト(監視)
・Hinemosトレーニング ハンズオン型 自動化編
→Hinemos認定アソシエイト(ジョブ)
・Hinemosトレーニング ハンズオン型 監視・性能編/自動化編セット
→Hinemos認定アソシエイト(監視)
→Hinemos認定アソシエイト(ジョブ)
上記コースを受講した場合は、研修修了後に、各コース所定の試験を受験可能です。
Hinemosトレーニング 各コースの詳細につきましては、こちらをご確認ください。
(2) 試験のみの申込みの場合
受験費用は以下通りです。
- Hinemos 認定アソシエイト(監視) 10,000円(税別)
- Hinemos 認定アソシエイト(ジョブ) 10,000円(税別)
- Hinemos 認定プロフェッショナル 20,000円(税別)
受験環境・注意事項
受験環境
・本試験は、株式会社イー・コミュニケーションズが提供するCBTシステム「Remote Testing」を利用いたします。
・本試験を受験する環境は、こちらに記載の動作環境を満たしている必要があります。
・本試験を受験頂くには、リモートテスティング利用規約に記載の内容をご確認いただき、同意いただく必要があります。利用規約を必ずご確認の上、お申込ください。
・本試験を受験用体の環境にて、利用環境チェックサイトにアクセスいただき、本試験システムの動作環境を満たしていることを事前にご確認の上、お申込ください。
注意事項
・本試験へのお申込み確定後、受験準備および請求書の送付まで、3週間前後かかる場合がございます。あらかじめご了承くださいますようお願い申し上げます。
・本試験へのお申込み確定後、受験に必要な情報(ID、パスワード等)を記載したバウチャーを、お申込時に申告いただいたメールアドレス宛にご案内いたします。
※バウチャーは、ご受験費を入金いただく前に送付予定です。
・受験に必要な情報の有効期限は、試験お申し込み後、当社よりご案内する試験開始可能日から30日以内です。期限内に受験いただけなかった場合、受験費用の払い戻しや、再受験のご案内はいたしません。
・本試験の開催に利用しているシステム「Remote Testing」のメンテナンス時間帯は、本試験を受験頂くことが出来ません。「Remote Testing」のメンテナンス時間帯は、毎月第一火曜日5:00~9:00(休日の場合は翌週)となります。その他の受験不可日については、受験者へ別途連絡いたします。
・周囲に人がいない、静かな環境で受験をお願いします。
・受験する座席から、受験のヒントになるような情報の掲示等が見えない環境で受験をお願いします。
・受験者本人の認証、並びに、受験中の監視を目的として、受験者本人の撮影、並びに、身分証明書の撮影を行います。
・撮影データは、半年間保管した後、削除いたします。撮影データ等、情報の取り扱いにつきましては、リモートテスティングにおける個人情報の取り扱いについてを、あわせてご確認ください。
・マスクを外して受験できる環境で、受験をお願いします。
・身分証明書として、運転免許書・パスポート・マイナンバーカードのいずれかをご準備ください。本人確認に必要な情報(顔写真、氏名、生年月日)以外のプライバシー情報(マイナンバー、本籍地、マイナンバーカードの臓器提供意思表示欄など)を含む部分は、マスキングテープ、付箋等であらかじめマスクしておいてください。
不正とみなされる行為
・頻繁に画面外を見る行為
・ウェブカメラへの、第三者への映り込み
・メモ用紙、電卓、テキスト、マニュアル等の使用
・回答操作に不要な、キーボード操作
・受験者本人以外から回答内容についていかなる形でも補助を受ける事
・問題内容をメモ、撮影し、持ち出す行為
・試験内容を第三者に漏洩、SNS等に掲載して、第三者に開示する行為
・試験中に離席する事
・その他、当社が不正の疑いがあると判断した行為
合否判定・認定者向けの特典
正式な合否判定(認定)は、受験日から35日以内に行います。合否結果は、お申込時に申告いただいたメールアドレス宛にご案内いたします。
Hinemos技術者認定を受けられた方には、認定コース毎に、スキル水準を満たしていることを証明する認定証の他、認定ロゴを贈呈いたします。
認定ロゴのサンプル
試験内容や受験方法の詳細
試験内容や受験方法の詳細については、試験シラバスを参照してください。
- 実施する試験区分
- 認定者の対象者像
- 試験時間・出題形式・出題数・合格基準
- 認定と有効範囲
- 試験の実施、費用、再試験
- 試験の出題範囲
お申込
Hinemosトレーニング ハンズオン型とセットで受験する場合は、こちらより開催スケジュールをご確認の上、Hinemosトレーニング ハンズオン型への参加をお申し込みください。Hinemosトレーニング ハンズオン型のご案内とあわせて、Hinemos技術者認定プログラムの受験方法について、ご案内いたします。
試験 例題
問1.例題(共通機能)
Hinemosのアカウント機能ではシステム権限を付与することができる。どの単位で権限付与・変更ができるか。
ア:ユーザ
イ:ロール
ウ:ノード
エ:スコープ
問2.例題(共通機能)
コマンド通知を設定している場合に、コマンドが実行される対象は次のうちどれか。
ア:監視やジョブに設定したスコープに含まれる全てのノード
イ:通知の契機となる事象が発生したノード
ウ:Hinemosマネージャが起動しているノード
エ:Hinemosエージェントが起動しているノード
問3.例題(共通機能)
Hinemosクライアントから、設定されたカレンダが実際にどのタイミングに稼働するか確認することができる。
どの詳細度まで確認できるか一つ選択せよ。
ア:未来の日付については確認できるが、過去の日付は確認できない
イ:稼働する日付はわかるが、稼働する時刻はわからない
ウ:稼働する日付と時刻がわかるが、時刻はおおよその時刻しかわからない(帯グラフからおおよその時間を推定する必要がある)
エ:稼働する日付と時刻がわかる
問4.例題(共通機能)
「ノード」に設定されるプロパティのうち、監視対象ノードを一意に特定するための属性はどれか?
ア:ファシリティID
イ:ノードID
ウ:IPアドレス
エ:ノード名
問1.例題(監視機能)
PING監視で下記の設定をしている。
- 条件
間隔:5分
- チェック設定
回数:1回
間隔:1秒
タイムアウト:3000msec
- 監視
情報:応答時間1000msec、パケット紛失率1%未満
警告:応答時間2000msec、パケット紛失率51%未満
危険:(情報・警告以外)
この時、pingの結果が返ってこず、タイムアウトとなったときどのように通知されるか。
ア:情報
イ:警告
ウ:危険
エ:不明
問2.例題(監視機能)
社員情報管理データベースで、あるテーブルの行数が常に50であることを監視したい。どの監視設定を行えばよいか。
なお、SQL文には以下のSQLを設定するものとする。
SELECT COUNT(*) FROM SHAIN_TABLE;
ア:PING監視
イ:SQL監視(数値)
ウ:SQL監視(文字列)
エ:HTTP監視
問3.例題(監視機能)
Windowsイベント監視について正しい説明は次のうちどれか。
ア:指定したWindowsサービス名のエラーログを監視するために利用する
イ:指定したWindowsイベントIDのログを監視するために利用する
ウ:指定したWindowsシステムプロセス名のプロセス状態を監視するために利用する
エ:指定したユーザ名で実行しているプロセスのログを監視するために利用する
問4.例題(監視機能)
Hinemosエージェントが必要となる監視機能はどれか。
ア:カスタム監視
イ:SNMPTRAP監視
ウ:SQL監視
エ:HTTP監視
問5.例題(監視機能)
ある実行ファイル(xxx.exe)についてプロセス監視の設定を行いたい。監視したいプロセスは引数が含まれている。引数が複数パターンある場合はどのように指定すればよいか。
ア:引数は設定しない(空欄にする)
イ:引数に「.*」を設定する
ウ:引数をすべて調べあげ「引数1, 引数2, ・・・」のようにカンマ区切りで設定する
エ:引数のチェックを外す
問6.例題(監視機能)
リソース監視機能でデフォルトの状態では取得できない項目は以下のうちどれか。
ア:CPU情報
イ:電源情報
ウ:ディスク情報
エ:メモリ情報
問7.例題(監視機能)
あるアプリケーションが出力するログを監視している。"process end"というログと"process start"というログを監視し、endログが出力されてもstartログが1分以内に出力されたら、重要度『情報』として監視したい。Hinemosでどのように運用すればよいか。選択肢から一つ選べ。
ア:ログファイル監視を設定し、process endのログが出力されたら『危険』で通知する
イ:収集値統合監視を使用する
ウ:ログファイル監視を設定し、 process startのログが出力されたら『情報』で通知する
エ:そのような監視はできない
問8.例題(監視機能)
相関係数監視の説明として正しいものを一つ選べ。
ア:文字列データと数値データの相関係数を監視することが出来る
イ:3つ以上の数値データの相関係数を監視することが出来る
ウ:2つの数値データの相関係数に対しての閾値判定を行うことが出来る
エ:同一スコープ内で収集した数値データに対してのみ相関係数監視を行うことが出来る
問1.例題(ジョブ機能)
次の文章の[A]、[B]、[C]に当てはまる語句の組み合わせとして、最も適切なものはどれか。
「[ A ]は、ジョブ階層の最上位要素で、すべてのジョブと[ B ]は、この[ A ]の要素として設定する。同一の[ A ]に属するジョブに対しては、[ C ]を設定することができる。」
ア:A:ジョブユニット B:ジョブネット C:参照ジョブ
イ:A:ジョブユニット B:ジョブネット C:ジョブグループ
ウ:A:ジョブネット B:ジョブユニット C:参照ジョブ
エ:A:ジョブネット B:ジョブユニット C:ジョブグループ
問2.例題(ジョブ機能)
コマンドジョブの設定ダイアログに指定する「起動コマンド」の説明のうち正しい説明はどれか。
ア:コマンドジョブを実行するサーバを起動するためのコマンドを入力する
イ:コマンドジョブを実行するサーバにインストールされたHinemosエージェントを起動するためのコマンドを入力する
ウ:Hinemosエージェント起動時に実行されるコマンドを入力する
エ:コマンドジョブ実行時に実行されるコマンドを入力する
問3.例題(ジョブ機能)
コマンドジョブで設定されたコマンド(スクリプト)を実行するHinemosコンポーネントは以下のうちどれか。
ア:Hinemosマネージャ
イ:Hinemosエージェント
ウ:Hinemosクライアント
エ:sshデーモン
問4.例題(ジョブ機能)
開始遅延について正しく説明したものは次のうちどれか。2つ選べ。
ア:対象のジョブを実行開始するタイミングを規定の時間遅らせることができる
イ:対象のジョブを実行開始してからコマンドが実際に実行するまでの時間が規定を超えた場合に、通知できる
ウ:対象のジョブが、ジョブセッション開始後から規定の時間を過ぎても開始されていなかった場合に、通知できる
エ:対象のジョブが、既定の時刻を過ぎても開始されていなかった場合に、対象のジョブを保留またはスキップできる
問5.例題(ジョブ機能)
以下のようなジョブの構成があり、コマンドジョブ1が正常終了したらコマンドジョブ2を実行したい。
そのためにはどのコマンドジョブ/ジョブネット/ジョブユニットに対して、待ち条件を設定する必要があるか。
ジョブユニット1
-ジョブネット1
-コマンドジョブ1
-コマンドジョブ2
ア:ジョブユニット1
イ:ジョブネット1
ウ:コマンドジョブ1
エ:コマンドジョブ2
問6.例題(ジョブ機能)
あるジョブネットの終了状態、終了値が以下のように設定されているとする。
終了値 終了値の範囲
正常 0 0-1
警告 1 2-10
異常 2
このジョブネットの配下にはジョブ1とジョブ2が存在する。
ジョブ1の終了値が0、ジョブ2の終了値が5となった場合に、ジョブネットの終了状態はどれになるか。
ただし、ジョブ1、ジョブ2ともに待ち条件をもたず、後続ジョブも存在しないものとする。
ア:正常
イ:警告
ウ:異常
エ:不明
問7.例題(ジョブ機能)
ジョブの実行状態を「保留」とする方法は次のうちどれか。2つ選べ。
ア:ジョブを設定する際、一定時間内にジョブが終了しない場合に自動的に「保留」となる
イ:ジョブを設定する際、ジョブ(ジョブネット)の作成・変更ダイアログにて「保留」チェックボックスにチェックを入れる
ウ:ジョブを実行した際、ジョブ[ジョブ詳細]ビューの停止操作ダイアログにて「保留」を指定する
エ:ジョブを実行した際、Hinemosエージェントを停止する
問8.例題(ジョブ機能)
ジョブを定期的に実行したい場合は、どのように設定するか。
ア:ジョブ作成ダイアログで実行周期を設定する
イ:スケジュール作成ダイアログで実行周期を設定する
ウ:カレンダ作成ダイアログで実行周期を設定する
エ:cronダイアログで実行周期を設定する