ジョブの結果をメールやシステムログとして外部に送信する

作成日 2014/05/01
更新日 2014/08/15

概要

この技術情報はジョブの実行結果をHinemosマネージャから外部に通知する方法を紹介するものです。

<参考情報>
Hinemosの[実践]入門の本が出ました。Hinemosをもっと詳しく知りたい方は、以下の書籍がお勧めです。

Hinemos統合管理[実践]入門

ジョブの結果をメールやシステムログとして外部に送信する

ジョブの実行が開始されたときやジョブが正常終了・異常終了したときなどのジョブの実行結果は
Hinemosクライアントの下記ビューに表示することができます。

ジョブ[履歴]ビュー
監視[ステータス]ビュー(ステータス通知設定時)
監視[イベント]ビュー(イベント通知設定時)

上記以外に、メールやシステムログとしてジョブの実行結果を送信することもできます。運用者にメールでジョブの実行結果を通知することで運用者は常にHinemosクライアントを見ている必要はなくなり、ジョブが正しく開始されたことやジョブ終了時の実行結果の概要を即座に把握することが可能になります。また、ジョブの実行結果をシステムログで他のHinemosマネージャに送信することで複数のジョブ管理サーバのジョブの実行結果を一つのHinemosマネージャに集約することも可能です。(Hinemosマネージャの多段構成についてはこちらを参照してください。)

ここでは、ジョブの実行結果をメールやシステムログとしてHinemosマネージャから外部に通知する方法を説明します。

要件

ジョブの実行結果をメールで運用者に通知する

複数のジョブ管理サーバで実行されたジョブの実行結果をシステムログとして送信し、一つのHinemosマネージャに集約する

設定方法 メール編

手順1. メール通知を設定する
メールの送信先アドレスを重要度ごとに設定します。下記はメール通知の設定例です。

手順2. メール通知を有効にする

手順1で設定したメール通知を利用するために、メールサーバと送信元情報を設定します。

下記は設定例です。

編集ファイル:/opt/hinemos/etc/mail-service.properties

# mail.trasport.protocol=smtp, smtps

mail.transport.protocol=smtp

mail.smtp.host=192.168.xxx.xxx  ←メールサーバのアドレス

mail.smtp.port=25

mail.smtp.connectiontimeout=15000

:

# mail header

hinemos.mail.from.address=admin@hinemos.com  ←送信元情報(メールアドレス)

hinemos.mail.from.personal.name=Hinemos Admin  ←送信元情報(個人名)

hinemos.mail.reply.to.address=admin@hinemos.com

hinemos.mail.reply.personal.name=Hinemos Admin

hinemos.mail.errors.to.address=admin@hinemos.com

※設定変更を反映させるには、Hinemosマネージャの再起動が必要です。

手順3. 作成したメール通知を該当のジョブに設定する

ジョブにメール通知を登録します。下図は設定例です。

設定方法 システムログ編

手順1. ログエスカレーション通知を設定する

手順2.作成したログエスカレーション通知を該当のジョブに設定する

ジョブにログエスカレーション通知を登録します。下図は設定例です。

これで設定は完了です。ジョブの実行結果を外部に送信する際も、Hinemosクライアントに表示させるのと同様、通知機能を用いることで簡単に設定できることが理解できたと思います。

次回はcron設定をHinemosのジョブへ移行する方法についてご紹介いたします。

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