ジョブを使ってバックアップを定期実行する

作成日 2014/02/27
更新日 2014/08/15

概要

この技術情報はジョブのユースケースをご紹介するものです。

<参考情報>
Hinemosの[実践]入門の本が出ました。Hinemosをもっと詳しく知りたい方は、以下の書籍がお勧めです。

Hinemos統合管理[実践]入門

ジョブを使ってバックアップを定期実行する

Hinemosのジョブ機能では、GUI(Hinemosクライアント)でジョブを登録できます。cronやタスクスケジューラで設定できない複雑な処理(時間内に終わらない時に通知する)なども簡単に設定可能です。
ここでは、よく利用されるジョブのユースケースとして、定期的にバックアップを実行する例について説明します。Hinemosクライアントで簡単に登録できる事を理解して頂けたら幸いです。

要件

22時になったら自動でバックアップを開始する
翌日5時半から翌日の業務が始まるため、翌日の5時までにバックアップが終了しない場合は終了させる

設定方法

手順1. バックアップジョブの作成

バックアップスクリプトを登録します。下記の2点が必須設定となります。

バックアップをするスクリプト名
スクリプトを実行するサーバ

手順2. 終了遅延の設定

5時までに終了しない場合は、ジョブを停止させる設定を登録します。Hinemosでは、ジョブが時間内に終わらない事を検知する仕組みとして終了遅延という機能があります。終了遅延で検知された場合は、通知(メール等)や停止(スクリプトの停止)をさせる事が可能です。下記の3点が必須設定となります。

終了遅延の検知時刻(今回の場合は「29:00(翌日5時)」)
通知の有無
操作(今回の場合は「停止」)

手順3. スケジュール実行の設定 毎日22時に実行するスケジュールを登録します。 手順1,2で作成したジョブを定期的に実行させるために、ジョブスケジュールを登録します。下記の2点が必須設定となります。

ジョブID(今回の場合は、先ほど登録したバックアップジョブ)
実行時刻(今回の場合は毎日22:00)

これで設定は完了です。GUIで簡単に登録できる事が理解できたと思います。

次回は少し複雑なジョブの構築についてご紹介いたします。

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