【リリース】Hinemos ver.3.2.0 リリース

本日9月30日に、Hinemos ver.3.2.0をリリースしましたので、お知らせいたします。

 

「Hinemos Ver.3.2.0」では、監視状況をグラフィカルに表示する「ノードマップオプション」の追加により、

障害が発生したサーバーの設置場所などを直感的に把握することができ、速やかな障害対応を実現します。

 

また、監視対象のサーバー台数をVer3.1に比べ最大約6倍に拡大します。これにより、例えば大企業の複数システムの統合基盤など、数百台規模のシステムにおいても、Hinemosを活用したシステム運用基盤を構築できるようになります。

 

Hinemos ver.3.2.0は、以下のサイトよりダウンロード頂けます。

http://sourceforge.jp/projects/hinemos/


新規機能と機能改善、また仕様変更等に関しては下記の通りです。

 

 

 

◆新規機能◆

 

ノードマップオプションの追加

サーバ機器などのノード情報やそれらをグループ化するスコープ情報を管理するリポジトリをグラフィカルに表示するノードマップ機能をオプションに追加しました。

 

 

ジョブのアクセス制御

ジョブユニット単位でのユーザ制御を可能としました。

具体的には、ジョブユニット毎に参照、変更、実行などの操作可能なユーザを指定する事が可能になりました。

 

 

Web サービスAPI機能の追加

Hinemos の各種操作を外部より実行可能とするWeb サービスAPIを公開しました。

 

 

セルフチェック機能の追加

Hinemos マネージャの内部障害を検知するセルフチェック機能が追加されました。

Hinemos マネージャのアプリケーション障害、リソース枯渇、パフォーマンス低下を検知し、Hinemos クライアントや外部サーバへのsyslog送信により障害を通知します。

 

 

 

 

◆機能改善◆

※Hinemos ver3.1の仕様を対象に記載しています。

 

メンテナンススクリプトの拡充

Hinemos マネージャに同梱されるメンテナンス用スクリプトについて、引数などの使用感の統一、及びcron等による自動実行に対応しました。

また、よりきめ細やかな運用ができるようにメンテナンススクリプトが追加されました。

 

 

INTERNAL イベントの改善

Hinemosの機能の内部異常を通知するINTERNALイベントを、既存の監視[イベント]ビューへの表示、HinemosApl.log出力の他にsyslog送信が可能になりました。

 

 

メンテナンス機能の削除項目拡張

Hinemosの内部DBに蓄積するイベント履歴、ジョブ履歴、一括制御履歴の保存期間(定期削除範囲)を指定するメンテナンス機能において、履歴のステータスに依存せず削除できるようになりました。

 

 

ログインユーザ自身のパスワード変更対応

アクセス機能の「設定」権限が無くても、ログインユーザは自分自身のHinemosユーザアカウントのパスワードが変更できるようになりました。

 

 

Hinemos エージェント・クライアントの通信機構の改善

Hinemos クライアントとHinemos エージェントにHinemos マネージャ死活チェック機能が追加されました。

Hinemos クライアントはHinemos マネージャと定期的に通信を行い、Hinemos マネージャより応答がない場合にダイアログにて運用管理者に表示します。

Hinemos エージェントはHinemos マネージャと定期的に通信を行い、接続が有効であることを確認し、切断されている場合は再接続を行います。

 

 

デバイス別・ファイルシステムリソースの監視改善

デバイス名を設定することで、デバイス別・ファイルシステム別リソース情報が取得可能となりました。

Hinemos ver3.1まではデバイスの(SNMPにおける)インデックス番号を識別子としてリソース情報を取得していました。

 

 

ノード情報自動取得の改善

ノード登録時のみに使用可能だった、「Find」ボタンをノード変更時に利用可能にしました。

また不要なデバイス登録を避けるために、利用しているデバイスのみ登録されるように仕様が改善されました。

 

 

HinemosクライアントのURLリンク対応

イベント通知結果の「オリジナルメッセージ」に含まれるURLをクリックすると、システムブラウザで対象ページが表示されるようになりました。

 

 

ログエスカレーション通知の送信ホスト名の設定拡張

ログエスカレーション通知で送信されるsyslog(RFC3164)において、header部に含めるホスト名をより細かく指定可能となりました。

 

 

通知機能の拡張

通知の手段としてHinemos マネージャ上でOSコマンドを実行できる「コマンド通知」を追加しました。

 

 

実績性能収集の改善

性能管理機能で性能情報の収集において、中断、再開が可能になりました。

収集設定時に収集情報の見積もりサイズが表示されるようになりました。

また実行中に実績性能値のダウンロードが可能になりました。

 

 

Hinemosエージェントのログ設定動的読み込み機構

Hinemosマネージャと同様に、Hinemosエージェントのログ出力設定(log4j設定)を再起動せずに変更可能となりました。

 

 

ジョブセッション管理の改善

ユーザ操作ができなかったジョブの状態「停止処理中」、「待機状態」からの強制停止へのオペレーションが追加されました。

 

 

JDBC定義の外部ファイル化 SQL監視対象のJDBC定義をマネージャ側の設定ファイルとして編集可能になりました。

 

 

実績性能/メンテナンス削除処理の改善

実績性能値やメンテナンス機能で削除対象となる蓄積データが大量の場合に削除失敗となる機構を改善しました。

 

 

SNMPトラップ監視の文字列受信時の文字コード変換処理の改善

SNMPトラップ監視においてマルチバイト文字などのメッセージを含むトラップを適切に解析できるようになりました。

 

 

一括制御コマンドの改善

一括制御機能においてHinemos マネージャから実行する制御コマンドの実行ユーザを root から一般ユーザに変更可能になりました。

 

 

Hinemosのデフォルト設定の整備

以下のHinemos の設定デフォルト値の改善を実施しました。

- 通知機能のデフォルト設定追加

- メンテナンス機能のデフォルト設定追加

- ジョブユニットのジョブ変数をデフォルト設定追加

- 「ジョブの作成・変更」の「通知先の指定」タブの初期値変更

 

 

 

 

◆仕様変更◆

※Hinemos ver3.1の仕様を対象に記載しています。

 

複数エージェントインストール対応

Linux 環境において、複数のHinemos エージェントをインストール可能にしました。

 

 

ジョブ管理機能の「起動コマンド」の仕様変更

Linux、Windows 環境において、ジョブとして登録する「起動コマンド」にOSのコンソール(シェル)経由で実行できる文字列をそのまま指定できるようになりました。

具体的には、「起動コマンド」に「"(クォート)」や「>(リダイレクト)」が指定できるようになりました。

 

 

監視[イベント]ビューの高速化

監視[イベント]ビュー内の高速化と表示件数の変更を実施しました。

また、最終変更日時カラムを削除しました。

 

 

通知機能の拡張

「重要度が変化すると通知」といった仕様から、「n回連続して同じ重要度なら通知」といった仕様に変更しました。

これにより監視結果としてエラーが2回連続した場合に初めて通知するといった設定が可能になりました。

 

 

syslogパケット送信元サーバの特定方法の拡張

syslog-ng監視で、Hinemos マネージャに送信されてきたsyslogパケットの送信元サーバを特定において、ノード名だけでなくIPアドレスでもするようになりました。

Hinemos ver3.1ではノード名の一致のみで送信元サーバを識別していました。

 

 

Hinemos アーキテクチャ変更

内部データベースとして使用していた OpenLDAP を廃止し、PostgreSQLへの一元化を行いました。

これにより、バックアップやリストアなどの運用の利便性が向上されました。

 

 

Hinemos で使用するJBossの起動ユーザを root に固定しました。

また、デフォルトでSNMPトラップ監視が可能となりました。

 

 

 

 

◆対応プラットフォームの追加◆

Hinemos クライアントの動作OSを拡充しました。

Hinemos ver3.1 までのWindows XP(x86)、Windows Vista(x86)に追加して、

Hinemos ver3.2 ではWindows 7(x86/x64)、Windows 2008 Server(x86/x64)に対応しました。

 

 

 

◎詳細は、リリースノート、ニュースリリースをご参照下さい。

 

統合運用管理ソフトウエア「Hinemos(R) Ver.3.2」を公開開始 ~障害発生箇所を可視化しより直感的な操作を実現~

 

 

 

今後ともHinemosをどうぞ宜しくお願い致します。