Masterサーバの障害発生時にStandbyサーバでジョブを実行させる方法

作成日 2026/10/20

はじめに

この記事では、ミッションクリティカル機能を利用し、HinemosエージェントサーバがHA構成となっている環境において
Masterサーバでの実行を前提としているジョブを実行する際、Masterサーバに障害が起き、Hinemosエージェントが停止した場合に
ジョブの実行先をStandbyサーバに切り替える方法をご紹介します。

構成

まず、前提となるサーバの構成は以下になります。

・Hinemosマネージャサーバ
・Hinemosエージェントサーバ(Master)
・Hinemosエージェントサーバ(Standby)

また、今回設計するジョブの構成は以下になります。

ジョブユニット
 ┗ジョブネット
  ┣監視ジョブ(Hinemosエージェント監視、スコープ:Hinemosエージェントサーバ(Master))
  ┣コマンドジョブ(待ち条件:監視ジョブの正常終了、スコープ:Hinemosエージェントサーバ(Master))
  ┗コマンドジョブ(待ち条件:監視ジョブの異常終了、スコープ:Hinemosエージェントサーバ(Standby))

こちらのジョブ構成の設定方法について、以下に詳しくご説明します。

設定方法

HinemosマネージャにHinemosエージェントのMasterサーバとStandbyサーバをそれぞれ物理IPアドレスで登録する

まず、Hinemosエージェントが導入されている各サーバをHinemosマネージャに登録します。

ここでは、Masterサーバを「Masteragent」、Standbyサーバを「Standbyagent」というファシリティIDで登録します。

ノード登録

Hinemosエージェント監視を作成し、Masterサーバを監視する

Masteragentの死活を監視するHinemosエージェント監視を作成します。

こちらは監視ジョブに利用する監視設定のため、監視・収集は無効になっていても問題ございません。

エージェント監視作成

監視ジョブを作成し、Hinemosエージェント監視を指定する

先行ジョブとして、監視ジョブを登録し、事前に作成したHinemosエージェント監視を指定します。

監視ジョブ作成

コマンドジョブを用意する

実際に実行したいコマンドジョブを登録します。

このとき、ジョブをコピーして、同じコマンド内容のジョブを2つ作ります。

それぞれの待ち条件とスコープは以下の様に設定します。

①待ち条件:監視ジョブの正常終了、スコープ:Masteragent
②待ち条件:監視ジョブの異常終了、スコープ:Standbyagent

①待ち条件

Masterジョブ待ち条件

①スコープ

Masterジョブスコープ

②待ち条件

Standbyジョブ待ち条件

②スコープ

Standbyジョブスコープ

実際の動作

では、上記で設定したジョブを実際に動かしてみましょう。

Masteragentが正常に動作している場合

Masteragentが正常に動作している場合には、コマンドジョブはMasteragentにて実行されます。

実行結果1

Masteragentが停止している場合

Masteragentが停止している場合には、コマンドジョブはStandbyagentにて実行されます。

実行結果2

おわりに

以上、HinemosエージェントがHA構成の場合において、Hinemosエージェントの死活状態によってジョブの実行先を切り替える方法をご紹介しました。

この記事の内容が参考になれば幸いです。

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