Hinemos WebクライアントへHTTPSで接続する方法のご紹介

作成日 2026/08/24

はじめに

Hinemosをより安全に運用するために、Hinemos Webクライアントへの接続をHTTPS化したいケースは多いかと思います。

今回、この記事では、Linux版Hinemos WebクライアントへHTTPS接続するための設定方法についてご紹介いたします。

設定の概要

WebブラウザからHinemosWebクライアントへの接続は、デフォルトでは80番ポートを用いたHTTP接続が使用されていますが、 設定ファイル(server.xml)の編集と自己署名証明書の作成を行うことで、443番ポートを用いたHTTPS接続が可能になります。

具体的な実施手順

作業は大きく分けて「設定ファイルの編集」「自己署名証明書の作成」「Hinemos webクライアントの再起動」の3ステップです。

ステップ1:設定ファイルの編集

まず、以下のファイルを編集して、HTTPS接続を有効にします。

対象ファイル:/opt/hinemos_web/conf/server.xml

エディタでファイルを開き、以下の2箇所を変更します。

・HTTP(80番ポート)の設定をコメントアウトして無効化します。

・HTTPS(443番ポート)の設定のコメントを解除して有効化します。

変更前

<Connector port="80" protocol="HTTP/1.1"
           connectionTimeout="20000"
           redirectPort="443"
           maxThreads="32"
           />

<!-- Define a SSL HTTP/1.1 Connector on port 8443
     This connector uses the NIO implementation that requires the JSSE
     style configuration. When using the APR/native implementation, the
     OpenSSL style configuration is required as described in the APR/native
     documentation -->
<!-- 
<Connector port="443" protocol="org.apache.coyote.http11.Http11NioProtocol"
           maxThreads="32" SSLEnabled="true" scheme="https" secure="true"
           clientAuth="false" sslEnabledProtocols="TLSv1.3,TLSv1.2"
           keystoreFile="/opt/hinemos_web/.keystore" keystorePass="changeit"
           />
-->
変更後
<!--  ←コメントアウト
<Connector port="80" protocol="HTTP/1.1"
           connectionTimeout="20000"
           redirectPort="443"
           maxThreads="32"
           />
-->   ←コメントアウト
<!-- Define a SSL HTTP/1.1 Connector on port 8443
     This connector uses the NIO implementation that requires the JSSE
     style configuration. When using the APR/native implementation, the
     OpenSSL style configuration is required as described in the APR/native
     documentation -->
       ←コメントを解除
<Connector port="443" protocol="org.apache.coyote.http11.Http11NioProtocol"
           maxThreads="32" SSLEnabled="true" scheme="https" secure="true"
           clientAuth="false" sslEnabledProtocols="TLSv1.3,TLSv1.2"
           keystoreFile="/opt/hinemos_web/.keystore" keystorePass="changeit"
           />
       ←コメントを解除

ステップ2:自己署名証明書の作成

次に、通信の暗号化に必要な証明書を作成します。OSのコンソールで以下のコマンドを実行してください。

# keytool -genkey -alias tomcat -keyalg RSA -keystore /opt/hinemos_web/.keystore

実行すると対話形式で情報の入力を求められます。以下のガイドに従って入力してください。

項目 入力内容
キーストアのパスワードを入力してください ステップ1で設定したパラメータ「keystorePass」の値を入力。例:changeit
新規パスワードを再入力してください 「キーストアのパスワードを入力してください」で入力した値を再入力。
姓名を入力してください 何も入力せずENTERを押下。
組織単位名を入力してください 何も入力せずENTERを押下。
組織名を入力してください 何も入力せずENTERを押下。
都市名または地域名を入力してください 何も入力せずENTERを押下。
州名または地方名を入力してください 何も入力せずENTERを押下。
2 文字の国番号を入力してください 何も入力せずENTERを押下。
CN=Unknown, ... でよろしいですか? 「はい」を入力
<tomcat> の鍵パスワードを入力してください
何も入力せずENTERを押下。

以上で、証明書が作成されます。

ステップ3:Hinemos Webクライアントの再起動

設定を反映させるために、Hinemos Webクライアントのサービスを再起動します。

# systemctl restart hinemos_web

動作確認

お使いのブラウザで、URLの冒頭を https:// に変えてアクセスしてください。

URL:https://[Hinemos WebクライアントのIPアドレス]

202608_01_01_URLアクセス

ログイン画面は、以下の画像のように表示されます。

202608_01_02_Hinemos画面

おわりに

この記事では、Hinemos WebクライアントへHTTPS接続するための設定方法についてご紹介いたしました。

設定自体はシンプルですが、server.xmlの書き換えミスやパスワードの打ち間違いには注意してください。

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