Windows版Hinemosエージェント起動ユーザを変更する方法

作成日 2025/10/21

はじめに

今回この記事では、Windows版Hinemosエージェントの起動ユーザを変更する方法をご紹介します。
アクセス制御のために特定ユーザでサービス起動するようにしたい、といった場合にご活用ください。

起動ユーザの確認

デフォルトの設定

Hinemosエージェントでのデフォルトの起動ユーザはOSごとに以下のようになっています。
・Windows:"LocalSystem"ユーザ

起動ユーザの確認方法

現在のエージェント起動ユーザにつきまして、以下の手順で確認することができます。

①「コントロールパネル」→「システムとセキュリティ」→「管理ツール」→「サービス」 からHinemos エージェントのサービス(Hinemos_7.1_Agent)を探す

コントロールパネル
システムとセキュリティ
管理ツール

②ログオン欄を確認する

サービスーログオンユーザ確認

起動ユーザの変更

起動ユーザの変更方法

①「サービス」 からHinemos エージェントのサービス(Hinemos_7.1_Agent)を選択しプロパティを開く

プロパティの開き方

②ログオンタグを開く

③アカウントとパスワードを入力し、起動ユーザを設定する

起動ユーザ変更

注意点

上記手順に記載の通り、サービス起動ユーザをLocal System以外のユーザに設定する場合、ユーザ名とパスワードが必要になります。

そのため、OSのユーザアカウントのパスワードを変更した場合は、 サービス起動ユーザのパスワード変更も忘れずに変更してください。

エージェント起動ユーザが影響するHinemosの機能

エージェント起動ユーザを変更した場合、以下の機能に影響がある場合がございます。

  • ログファイル監視
  • - エージェント起動ユーザが監視対象のファイルにアクセスできる必要がある

  • カスタム監視
  • - 設定に「実効ユーザ」を設定する項目がある※

    - ユーザ毎に環境変数が異なる場合や、実行可能なコマンドに差異がある場合には、コマンドの実行結果が変化する可能性がある

  • ジョブ機能
  • - 設定に「実効ユーザ」を設定する項目がある※

    - ユーザ毎に環境変数が異なる場合や、実行可能なコマンドに差異がある場合には、コマンドの実行結果が変化する可能性がある

※Windows版Hinemosエージェントではジョブ、カスタム監視の実効ユーザをエージェント起動ユーザと一致させる必要がございます。

おわりに

この記事ではWindows版Hinemosエージェントの起動ユーザを変更する方法についてご紹介いたしました。
皆様がHinemosをご利用の際にお役に立てましたら幸いです。

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