サービス・ポート監視のご紹介

作成日 2023/10/16

はじめに

今回、この記事ではサービス・ポート監視についてご紹介します。

 

サービス・ポート監視とは

サービス・ポート監視とは、監視対象ノードでサービスが正しく稼働しているかを監視し、応答有無や応答時間より結果を通知する機能です。

サービス・ポート監視に対応しているプロトコルは、 TCP、FTP、SMTP(S)、POP3(S)、IMAP(S)、NTP、DNSです。

重要度判定の仕方は以下になります。
 TCP接続の場合:コネクション確立に要した時間で重要度を判定
 TCP接続以外の場合:サービスプロトコルの応答時間から重要度を判定

 

設定と監視結果

前提条件

設定するために必要な前提条件はありません。

動作するために必要な条件は、監視対象ノードがマネージャサーバからの監視対象ポートに対する通信に応答できる必要があります。

 

設定

今回はHinemosマネージャサーバのSSHサービスを監視する設定を作成しました。

Hinemosではジョブ機能のファイル転送ジョブや環境構築機能において、管理対象ノード間の通信の際に使用しています。

設定したマネージャサーバ情報は以下になります。
・OS:RHEL 8
・Hinemos ver.7.0.1

 

監視設定は以下のように、SSH通信で利用するポートとして22ポートを監視します。

 

 

※TCP以外のプロトコルを監視する場合は、[チェック設定]の[サービスプロトコル]を選択しプルダウンで選択します。

 

正常時の実行結果(サービス起動時)

正常時であるサービス起動時の監視結果です。

 

 

 

異常時の実行結果(サービス停止時)

今度はサービスを停止した際の監視結果です。

以下のようにサービスを停止します。

[root@nodeA ~]# service sshd stop
Redirecting to /bin/systemctl stop sshd.service

監視結果は以下になります。

 

 

 

おわりに

この記事ではサービス・ポート監視について紹介しました。ご覧いただきありがとうございました。