HinemosとServiceNow連携によるITサービスマネジメント

キーワード

  • ServiceNow
  • ITSM
  • ITOM
  • CMDB
  • ワークフローITサービスマネジメント
  • IT運用管理
目次
  1. 1 ServiceNowとは
  2. 2 HinemosによるServiceNow連携
  3. 3 お問い合わせ
作成日 2023/09/01
更新日 2023/09/01

ServiceNowとは

ServiceNow, Inc.が提供する、企業のITサービスマネジメントクラウドサービスです。
企業活動におけるさまざまな業務・サービスを単一プラットフォーム上に統合し、業務の標準化・可視化・自動化をコンセプトにヒト、モノ、カネ、情報を管理します。業務・サービスにスピード・自動化をもたらすことで、従業員がより付加価値の高い業務へ注力する時間を生み出し、新たなビジネスや顧客への価値提供に寄与します。

ServiceNowを活用すると従来別々に扱われていたITサービスマネジメント(IT Service Management :ITSM)と IT運用管理(IT Operations Management:ITOM)の領域を纏めることが可能になります。

HinemosによるServiceNow連携

HinemosによるServiceNow連携はITサービスマネジメントとIT運用管理において重要な構成管理データベース(Configuration Management Database:以降、CMDB)の集約を中心に、ワークフロー・インシデント管理をHinemosが高度にサポートします。CMDBとは、IT 環境に関する情報を保存する一元的なリポジトリである構成管理専用のデータベースです。

ITSMとITOMにおいて重要なのは鮮度の高いCMDBの管理です。何か障害が発生した際の障害ポイントの特定や、どのサーバにどの様なパッケージが導入されており脆弱性によるセキュリティインシデントのリスクは無いかの点検など、CMDBは様々な用途における迅速な対応を行う上で重要な情報になります。これを前提に、管理対象のITシステムの監視やジョブ管理の結果のイベントからインシデントの連携によって直ちに障害を検知し、そのインシデントの効率的な管理と共に、インシデントの内容によっては復旧対応フローを直ちに実行するなどの対処を行える仕組みが必要です。

HinemosによるServiceNow連携は、この様な運用をトータルでサポートします。つまり、鮮度の高いCMDB構築の自動化と一元管理とITサービス運用プロセスの効率化を実現します。

HinemosによるServiceNow連携

HinemosとServiceNowとの連携は、次の3つの連携によりシームレスなITサービスマネジメントを実現します。

HinemosとServiceNowとの3つの連携
  • CMDB連携

    Hinemosが収集する構成情報(リポジトリ)を、定期的にServiceNowのCMDBに自動で同期します。これにより、鮮度の高いCMDB構築の自動化と一元管理が可能になります。

    CMDB連携
    ※ServiceNowへの設定追加で実現します。利用方法/導入方法については、お問い合わせください。
  • ワークフロー連携

    ServiceNowのフローから、Hinemosのジョブを実行できます。これにより、シームレスなワークフロー連携によるITサービス運用プロセスの効率化が可能になります。

    ワークフロー連携
    ※ServiceNowへの設定追加で実現します。利用方法/導入方法については、お問い合わせください。
  • インシデント連携

    Hinemosの監視やジョブ管理におけるイベント情報を、ServiceNowのインシデントとして簡易に起票する方法を提供します。これにより、ServiceNowの様々なインシデント起票の方式に対応でき、インシデント自動起票によるITサービス運用プロセスの効率化が可能になります。

    このインシデント連携は3種類の方式に対応しています。そのため、ご利用の環境や要件に合わせて方式をお選びいただけます。

    • - イベント連携
    • - インバウンドイベント連携
    • - インシデント連携
    3種類のインシデント連携

    下図がHinemosのイベントをServiceNowのインシデントとして連携した画面イメージです。

    HinemosのイベントをServiceNowのインシデントとして連携した画面イメージ
  • MID サーバへの対応

    HinemosのServiceNow連携機能は、ServiceNowのMIDサーバに通信を集約する事が可能です。MIDサーバは、ServiceNowプラットフォームとITシステムの間で行われるデータ通信を支援するサーバです。MIDサーバを経由したServiceNowとの連携により安全にご利用いただけます。

    MIDサーバへの対応
    ※旧来のService Graph Connectorを使用しないCMDB連携と、インシデント連携(直接連携のみ)は、MIDサーバが中継する機能をもっていないため、Hinemosマネージャの動作するサーバからの直接通信が必要です。

お問い合わせ

HinemosとServiceNow連携により、鮮度の高いCMDB構築の自動化と一元管理とITサービス運用プロセスの効率化を実現します。HinemosとServiceNowの連携に興味のある方は、ぜひお問い合わせください。

  • - 鮮度の高いCMDB構築の自動化と一元管理をしたい
  • - ITサービス運用プロセスの効率化を実現したい
  • - HinemosとServiceNow連携によりITサービスマネジメントを導入したい

お問い合わせ内容の記載例

  • お問い合わせ対象

    記事:HinemosとServiceNow連携によるITサービスマネジメント

  • お問い合わせ内容

    HinemosとServiceNowの連携について詳しくお知りになりたい内容をご記入ください。