キーワード
- 脱炭素
- カーボンニュートラル
- グリーン(green)
- グリーンIT
- サステナビリティ(sustainability)
作成日 | 2023/09/29 |
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更新日 | 2023/09/29 |
運用管理における脱炭素
2050年カーボンニュートラルの実現に向けて様々な分野で取り組みが進められており、ITの分野においても例外ではありません。データセンターにおける電力使用量の半分はファシリティが、残りの半分がデータセンターで動作するシステムと言われているITシステムにおいて、カーボンニュートラル、脱炭素に関して取り組めることはあるのでしょうか。 まず1点目は運用自動化です。これは10年以上前にもグリーンITというキーワードが表に出たときから言われている内容で、端的に言うと人的工数を削減する事で、CO2や使用機器の消費電力の削減に寄与します。Hinemosの3大機能の1つが「自動化」を表しており、様々なレイヤの運用自動化を実現します。 2点目はクラウド活用です。パブリッククラウドであるAWSやAzureでは、こぞってグリーン対応を謳っており、クラウドへの移行がCO2削減に直接的に寄与するとしてレポートを出し、環境への影響を試算したり、記録するツール等も出ています。Hinemosはクラウドに対応し、クラウドに適したメニュー体系で、クラウド上の運用管理を効率化するクラウド管理機能を提供しています。

これらは非常に重要な内容ですが、2050年カーボンニュートラルの実現に向けてより積極的な取り組みが求められています。
HinemosがグリーンITで描く世界
HinemosではグリーンITの世界で、次の様な事の実現を目指しています。消費電力という直接的な方法ではなく、余剰電力を活用するため場所、時間をコントロールする運用自動化です。これにより、電力使用のピークを避け消費電力の平準化を実現します。

HinemosのグリーンIT専用機能
Hinemosが目指す世界に向けていくつかの専用機能のプロトタイプを開発中です。本記事ではその一部分をご紹介します。
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電力需給状況モニタリング
電力需給状況モニタリングでは、Hinemosで電力の需給状況を把握し、IT運用における電力使用時間の計画変更を可能にします。電力需給の逼迫時の対応と電力余剰時間帯の活用を実現します。
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OCCTO 広域予備率情報
電力広域的運営推進機関、通称OCCTO(オクト)より広域予備率の情報が発信されます。広域予備率とは、「電力の需要」に対して、発電所の「供給能力」が足りているかをチェックするための指標です。
Hinemosが翌日の広域予備率から電力不足の懸念がある場合にユーザに通知し、可視化により該当エリアと時間帯を把握が可能になります。これにより、どのエリア、どの時刻の電力が不足しているかを簡単に把握でき、電力需給の逼迫時の対応が正確に計画出来る様になります。 -
JEPX スポット市場取引情報
日本卸電力取引所、通称JEPXよりエリアプライスが発信されます。エリアプライスとは言葉の通りエリアごとの電力の価格です。
Hinemosが翌日のエリアプライスから電力余剰がある場合にユーザに通知し、可視化により該当エリアと時間帯を把握が可能になります。これにより、どのエリア、どの時刻の電力の余剰があるかを簡単に把握でき、使用電力量が大きい処理の実行計画が可能になります。
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低効率サーバの検知
「低効率サーバ」=「起動しているのに使われていないかもしれないサーバ」を検知します。低効率サーバを検知し、サーバの起動停止による待機電力の削減を推進します。
低効率サーバレポート(月次)
様々なリソース状況から「起動しているのに使われていないかもしれないサーバ」をランキング的に表示します。
お問い合わせ
2050年カーボンニュートラルの実現に向けたHinemosの現在の取り組み状況をご理解頂けたと思います。Hinemosは、今後も引き続きグリーン対応を推進していきます。
Hinemosのグリーン対応にご興味のある方は、以下のフォームよりお問合せ下さい。
- - ITシステムの脱炭素、カーボンニュートラルが求められている方
- - 運用自動化やクラウド移行にて脱炭素、カーボンニュートラルを推進したい方
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記事:Hinemosの脱炭素への取り組み
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