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Hinemos ver.5.0 入門編③ Hinemos ver.5.0でジョブを動かしてみよう

作成日 2015/7/16
更新日 2015/12/3

はじめに

本シリーズについて

本シリーズは、Hinemosは聞いたことはあるけど、何ができるの?どうすれば使えるの?という人を対象に、Hinemosのセットアップから基本的な利用方法について記載しています。

本シリーズのドキュメント通りに進めていただくことで、Hinemosに触れたことがない人でも、Hinemosを使いこなす最初の一歩を踏み出していただける内容になっています。

Hinemosとは?という方は、まずはこちらをご覧ください。

なお、本シリーズの初編にあたる「入門編① Hinemos ver.5.0を使ってみよう」では、Hinemosのセットアップ手順と簡単な操作方法について記載しています。また、「入門編② Hinemos ver.5.0で監視してみよう」では、Hinemosの監視機能について説明しています。

 

<参考情報>

「Hinemos World 2015」を、10/13(火)・14(水)に開催しました。

開催当日のセミナ・展示の様子や、講演資料についてはこちらをご覧ください。

 

 

前提

本ドキュメントで利用する環境は、入門編①で構築した環境を前提としています。

注意事項

本ドキュメントに登場するHinemos本体のバージョン番号(5.0.*)はご利用のバージョンに適宜読み替えてください。

免責事項

本ソフトウェアの使用・本ドキュメントに従った操作により生じたいかなる損害に対しても、 弊社は一切の責任を負いません。

システム構成と基本セットアップ

入門編①で構築したマネージャと対象ノードを利用します。IPアドレスなど、システム構成の詳細については、入門編①の『本ドキュメントで構築するシステム構成』をご参照ください。ノードとスコープの設定がされていない場合も、入門編①を参考に、ノードとスコープを作成してください。

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Hinemosエージェントのインストール

ジョブ機能を利用するためには、ジョブを実行する対象のマシンにHinemosエージェントをインストールし、起動しておく必要があります。例として、LinuxにおけるHinemosエージェントのセットアップ手順を説明します。

 

1. ダウンロードした「hinemos-agent-5.0.0-1.el.noarch.rpm」を centos_node 上に配置します。

 

2. centos_node に root ユーザでログインします。

 

3. rpmコマンドを使いインストールを行います。/root 配下にインストールパッケージを配置している場合は、以下のように行います。

[root]# cd /root
[root]# rpm -ivh hinemos-agent-5.0.0-1.el.noarch.rpm
準備しています... ################################# [100%]
更新中 / インストール中...
1:hinemos-agent-0:5.0.0-1.el ################################# [100%]
Redirecting to /bin/systemctl status rsyslog.service
Redirecting to /bin/systemctl restart rsyslog.service

 

以上でHinemosエージェントのインストールは完了です。serviceコマンドを使いHinemosエージェントを起動します。

[root]# service hinemos_agent start
Starting hinemos_agent (via systemctl): [ OK ]
[root]# 

上記メッセージが表示されればHinemosエージェントの起動は無事完了です。

 

Tips環境構築機能

  • ◆環境構築機能はコマンド実行やファイル配布といった環境を構築する際に必要な処理をまとめて実行できる機能です。この機能を利用することで、上記セットアップ手順にある、インストールパッケージの配置やrpmコマンドの実行、serviceコマンドの実行を、対象のサーバにログインすることなくHinemosクライアントからまとめて行うことができます。また、複数サーバに対し同様の処理を一括して実行できるため、管理対象が多い場合に非常に有効です。環境構築機能の詳細についてはこちらをご参照ください。

 

Hinemosでジョブを動かしてみよう

本記事ではHinemosにおけるジョブの概要、ジョブの登録方法、ジョブの実行方法を紹介します。実際にジョブを登録して、実行するまでの流れを掴んでいきましょう。

 

Hinemosにおけるジョブとは

Hinemosにおけるジョブ機能は、Hinemosにノードとして登録済みのマシン上で、任意のコマンドやシェルスクリプトを実行できる機能です。ジョブは毎日22:00など特定の時刻や、毎週日曜日、月末等特定の日にのみ実行するように制御することが可能です。これにより、定型業務を自動化することができます。

 
 

本記事で構築するジョブについて

本記事では下記構成のジョブユニット、ジョブネット、コマンドジョブを作成します。

 

  • ◆ジョブユニット:ジョブ階層の最上位要素を指します。コマンドジョブやジョブネットを作成する際は、必ずジョブユニットを作成してから、その要素としてコマンドジョブやジョブネットを登録する必要があります。
  • ◆ジョブネット:いくつかのコマンドジョブ・ジョブネットをひとまとめにして扱うことのできる要素です。
  • ◆コマンドジョブ:最小の実行単位です。ノード上で実行するコマンドやシェルスクリプトを指定します。
 

ジョブユニットの作成

1. Hinemosクライアントを起動して、ジョブ設定パースペクティブを開きます。

 

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2. スコープツリーの最上位にある「ジョブ」を選択した状態で、ジョブ[一覧]ビューの右上にある「ジョブユニットの作成」ボタンを押下します。

 

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3. ジョブ[ジョブユニットの作成・変更]ダイアログでは、入力必須項目の背景色はピンク色で表示されます。以下のように、「ジョブID」と「ジョブ名」を指定して「OK」ボタンを押下します。

 

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  • ◆ジョブID:個々のジョブユニット、ジョブネット、コマンドジョブを識別するため付与する文字列です。システム内で一意になるように付与します。
  • ◆ジョブ名:ジョブIDと同様、ジョブに対して付与する文字列です。任意に設定することができるため、運用者が見て理解しやすい文字列を設定します。

 

以上でジョブユニットが作成できました。次はこのジョブユニットの要素としてジョブネットを作成します。

 

 

 

ジョブネットの作成

. スコープツリーから先程作成した「ジョブユニット」を選択した状態で、ジョブ[一覧]ビューの右上にある「ジョブネットの作成」ボタンを押下します。

 

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2. ジョブ[ジョブネットの作成・変更]ダイアログでは、「ジョブID」と「ジョブ名」を指定して「OK」ボタンを押下します。

 

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以上でジョブネットの作成ができました。次はこのジョブネットの要素としてコマンドジョブを作成します。

 

コマンドジョブの作成

1. 先程作成したジョブネットを選択した状態で、ジョブ[一覧]ビューの右上にある「コマンドジョブの作成」ボタンを押下します。

 

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2. ジョブ[コマンドジョブの作成・変更]ダイアログでは、入力必須項目は背景色がピンク色で表示されます。先程と同様に、「ジョブID」と「ジョブ名」を指定します。

 

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3. 「コマンド」タブを開き、「スコープ」と「起動コマンド」を指定します。

 

 

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  • ◆スコープ:「コマンド」や「シェルスクリプト」の実行対象のスコープ、もしくはノードを選択します。
  • ◆起動コマンド:対象のノード上で実行する「コマンド」もしくは「シェルスクリプト」を指定します。

 

4. 「通知先の指定」タブを開き、通知方法を指定します。ここでは、通知方法としてデフォルトの通知設定である「EVENT_FOR_TARP」を選択して、「OK」ボタンを押下します。

 

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5. 作成したジョブユニットとジョブネットをHinemosの内部DBに登録するため、ジョブ[一覧]ビューの右上にある「登録」ボタンを押下します。

 

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以上でジョブユニット、ジョブネット、コマンドジョブの登録ができました。次はこれらのジョブを実行します。

 

Tips「編集モード」と「登録」について

  • ◆既に登録済みのジョブを変更する場合は「編集モード」→「登録」or「キャンセル」という手順で変更を行います。Hinemosでは、この「編集モード」により、複数ユーザから同一のジョブユニット配下の設定を同時に書き換えられないようになっています。

 

ジョブの即時実行

先程作成したジョブユニット(もしくはジョブネット、コマンドジョブ)を選択した状態で、ジョブ[一覧]ビューの右上にある「実行」ボタンを押下します。

 

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Tipsテスト実行

  • ◆ジョブの即時実行ダイアログでテスト実行の設定を行うことができます。テスト実行の各チェックボックスにチェックを入れると、チェックを入れた条件に応じてジョブの動作を変更することができます。既に登録されているジョブの設定を変更する必要がないため、登録したジョブフローが期待通りに動作するか等を手間なく簡単に確認することができます。

 

ジョブの実行結果の確認

ジョブの実行結果を確認するには、ジョブ履歴パースペクティブを開きます。

 

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ジョブ履歴[一覧]ビューでジョブの実行結果(実行中であれば現在の実行状態)を確認することができます。なお、ジョブ履歴[一覧]ビューで対象を選択するとジョブ履歴[ジョブ詳細]ビューにそのジョブの詳細が表示されます。また、ジョブ履歴[ジョブ詳細]ビューで対象を選択するとジョブ履歴[ノード詳細]ビューに実行したジョブのノード単位の結果が表示されます。

 

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Tips細かなジョブの制御

  • ◆本記事では設定していませんが、「待ち条件」タブではジョブを実行する条件を設定することが可能です。これを用いることで、複数のジョブを登録した際に、実行順の前後関係やジョブの待ち合わせなどを設定することができます。なお、ジョブの前後関係などを指定しない場合、ジョブは並列で実行されます。

 

Tipsジョブマップ機能(エンタープライズオプション)

  • ◆エンタープライズオプションの一機能であるジョブマップ機能は、ジョブ遷移をグラフィカルに表現することで、ジョブのさらなる「見える化」を実現する機能です。この機能を利用する事で、グラフィカルな画面で待ち条件の設定やジョブの前後関係を視覚的に確認することができます。ジョブマップ機能の詳細についてはこちらをご参照ください。

 

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スケジュールでジョブを動かしてみよう

Hinemosでジョブに設定する「スケジュール」とは、ジョブの動作条件のことです。たとえば、「毎日16:00」と設定することで、時刻を契機として、ジョブを起動できます。実際にスケジュールからジョブを実行するまでの流れを掴んでいきましょう。

 

本記事で作成するスケジュールについて

下記のスケジュールを作成します。

  • ◆毎日16:00にスタートアップ記事用ジョブネット(JN001) を実行する

 

スケジュールの作成

スケジュールはジョブ設定パースペクティブのジョブ[実行契機]ビューの右上にある「スケジュール作成」ボタンから作成します。

 

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実行契機ID、実行契機名、ジョブID、スケジュール設定を指定します。
  • ◆実行契機ID:個々の実行契機を識別するため付与する文字列です。システム内で一意になるように付与します。
  • ◆実行契機名:実行契機 IDと同様、各実行契機に付与する文字列です。任意に設定することができるため、運用者が見て理解しやすい文字列を設定します。
  • ◆ジョブID:実行するジョブユニット、ジョブネット、コマンドジョブを指定します。
  • ◆スケジュール設定:どの程度の間隔でジョブを実行するかを指定します。

 

 

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Tipsジョブの実行条件をより細かく制御する

  • ◆本記事では触れていませんが、Hinemosにはカレンダ機能という営業日などのカレンダを設定できる機能があります。この機能を用いることで、ジョブの実行条件をより細かく指定することができます。

 

スケジュール実行したジョブの実行結果の確認

スケジュール実行したジョブの実行結果は、即時実行した時と同様に、ジョブ[履歴]ビューから確認することができます。なお、スケジュール実行したジョブは「実行契機種別」が「スケジュール」となります。これにより、スケジュール実行したジョブであることが確認できます。

 

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最後に

入門編③では、ジョブの登録方法と実行方法ご紹介しました。本編をとおして、Hinemosジョブ機能の概要を掴んでいただけたと思います。また、ジョブはカレンダと連携させることで、より複雑なスケジュールに対応することが可能です。カレンダの使い方については、「日付に合わせて実行対象のジョブを切り替える」を参照してみてください。

 

Hinemosのスタートアップ情報関連

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