活用効率的なアプリケーション監視の新たな手法の提案

~ SDMLによる自動監視とユーザ制御監視 ~

キーワード

  • アプリケーション監視
  • 監視
作成日 2023/09/01
更新日 2023/09/01

Software Definedの世界

以前よりSoftware Defined〇〇(SD〇〇)というソフトウェアで基盤(インフラストラクチャー)を定義・制御する概念により、ITシステムの基盤の柔軟性は非常に向上してきました。こういった環境(柔軟なインフラの変更)にも、運用管理(Hinemos)は既に対応しています。
しかしITシステム全体でいうと、アプリケーションの運用はいまだ古典的な手法で行っているケースも多く見受けられます。

古典的な監視について

アプリケーション監視の課題

近年、アプリケーション開発も大きく様変わりし、短いシステム開発のサイクルが主流になってきています。しかし、アプリケーション開発とアプリケーション運用が別の工程や別の担当者で行われるという旧来より変わらないケースも多く見受けられます。結果としてアプリケーション運用の工程の時間も短くなり、アプリケーション運用に課題をもったままリリースするという厳しい状況が発生します。
つまり、サービスレベルの維持に重要なアプリケーションの監視は古典的な運用のままという課題が挙げられます。そのため、アプリケーションの開発やリリースのライフサイクルに合わせながらより本質的な監視を実現できる仕組みが重要になります。

短いシステム開発のサイクルについて

SDML(Software Defined Monitoring and Logging)とは

SDML(Software Defined Monitoring and Logging)とは、Hinemosが提唱する新たなアプリケーション監視の手法です。ソフトウェアでモニタリング(監視)とロギングを定義・制御し、これまでのアプリケーション監視の課題を解決します。
SDMLの要素としては、自動監視とユーザ制御監視の2つがあります。基盤だけではなくアプリケーションもソフトウェア制御の世界で、運用効率化・自動化を推進します。

SDMLとは
※特許出願中(特願2021-157931)
  • アーキテクチャ

    SDMLは、SDMLロギングをアプリケーションに組込み、制御ログと監視ログを介してモニタリング(監視)とロギングの定義と制御を実現します。これにより、自動では、何もしなくてもアプリケーションの監視が可能になり、ユーザ制御監視では、アプリケーション開発に「監視制御」を含める事が可能になります。

    アーキテクチャについて
    ※Hinemos ver.7.0では、Javaアプリケーションに対応しています。
  • 自動監視

    SDMLの自動監視では、アプリケーションの起動・停止に合わせて自動的に監視を実行します。様々な異常検知ができ、①プロセスの死活状態、②プロセスの内部状態、③プロセスのエラーログを自動で監視します。

    自動監視について
  • ユーザ制御監視

    SDMLのユーザ制御監視では、アプリケーション開発の中で監視制御を実装して最適な運用を実現します。これにより、アプリケーション開発工程にて、運用監視を意識したアプリケーションの実装を実現できます。

    ユーザ制御監視について
    ※Hinemos ver.7.0では、自動監視を提供しています。ユーザ制御監視は、今後の提供予定です。

お問い合わせ

アプリケーション監視の課題について、HinemosではSDML(Software Defined Monitoring and Logging)という考え方を提唱しました。SDMLによる自動監視では、何もしなくてもアプリケーションの監視が可能になります。SDMLによるユーザ制御監視では、アプリケーション開発に「監視制御」を含める事が可能になります。アプリケーション監視についてお困りの方、SDMLに興味のある方は、ぜひお問い合わせください。

  • - アプリケーション監視に課題をお持ちの方
  • - ITシステムの監視をより自動化・効率化したい方
  • - DevOpsにご興味のある方

お問い合わせ内容の記載例

  • お問い合わせ対象

    記事:活用効率的なアプリケーション監視の新たな手法の提案

  • お問い合わせ内容

    アプリケーションの監視についてお困りのことや課題を感じていること、または、SDMLについて詳しくお知りになりたい内容をご記入ください。